【第一部 読了:ガンダムビルドファイターズS】 …… 2018/07/15

ガンダム ビルドファイターズS(シャドウ)/著:棒人間」第一部、読了しました。
GBF系列の二次創作、時系列はGBFT頃。
筆者はGBFシリーズをアニメ全話1週した程度。
設定には並々ならないこだわりをみせる著者であるが、
読者側に細かい設定を求められた覚えはないので
気軽に読んでいただきたい。
以下感想


GBFの世界観をよりリアルチックに書いた作品。
あくまでGBF世界なのでファンタジーではあるが
ファンタジーだからという甘えを感じさせない描写を心がけている印象を受ける。
他者と比べるべきではないが、言うなれば先日の浅羽氏の作品が
「現実をベースに虚構を積み上げた」であるならばこちらは
「虚構を支えるための現実という柱を建て続けた」といった印象。
どちらも素晴らしく、似て非なるものである。

過去を失った少年「アシハラユウジ」と、優しき青年「ヒカワコウイチ」を主役として
結成された「ガンプラ警察特務班」をベースに物語は展開する
ライバルであり過去に因縁を持つ「アレックス」、そして双子の妹「アレクシア」を始め
魅力的なキャラクターが集まってくる。

主人公が大きな闇を抱えながらも、それを最初は直視できず
とりあえず目の前の目的、目標へと進んでいく。
この時点で物語の構成としてはすごく良い、
そしてそれだけではなく、ユウジとコウイチの対比を始め、魅力的なキャラクター
少しずつだが着実に真相へ近づいていくシナリオ
そして第一部の最終話で大きなどんでん返し。
GBF二次創作だが、著者自身の世界観を落とし込んでいて素晴らしいと感じた。
余談だが著者に対しては同じ界隈の1ユーザーとして、尊敬と対抗心を燃やしている。

文体は固めの一人称視点。
改行多めで行頭スペースなど小説の慣例とされてる法則は使われておらず
斜め読みすると視点変更時に混乱するかも知れない(筆者がそれである)。
とりあえず第1部では一つ物語に区切りがつけられていたが
(筆者の知る限りでは”部”はそれ単体で完結する場合が多いため)
まだまだ始まったばかり、どちらかというと”章”の区切りという意味合いに受けた。
物語は終わらず、むしろここから加速するという具合に〆られている。
続きが気になるが、区切りの良い所で一度しおりを挟む。

「読み始めること」が苦手であり「読み続けること」は得意な人種のため
完結している物語を受け付けやすく、連載に対して苦手なのは自分の悪い癖である。
ここまで読了するのにすごく時間がかかってしまったことが、著者に対して申し訳ないと思う。
完結までに何が起こるのか、とても期待しております。

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